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冷蔵庫ってはずかしい?

最近出会った写真集、「冷蔵庫」(撮影・潮田登久子)。1996年に発行された本作品は80年代の一般家庭の冷蔵庫を撮影し続けてまとめた一冊です。人は一切登場せず、ただあらゆる家庭の冷蔵庫の閉じた姿と、開けられた姿をセットで映しているだけ。

なのに、こんなにもひきつけられるのはなぜだろう?と考えてみたところ、冷蔵庫って「開放」と「羞恥」という両方の性質を持っているからかなと。

冷蔵庫って当たり前のように毎日の生活の中で開け閉めして使っているけど、ちょっと自分以外・家族以外の人に見られると少し恥ずかしい感じがしませんか?人を家に招待をするのが大好きなのですが、冷蔵庫はなんとなく、なんとなく自分のテリトリーとして管理しちゃう私。「きゃ、見ないで。。」みたいなちょいエロチズムさえも少し感じるくらい、とにかく、とにかく恥ずかしい。

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<写真集内で好きだった冷蔵庫の閉じた姿>


<その開いた姿>

↑の例底のように整理整頓ができてないから(!)とか、やたらと納豆がたくさん入ってるとか、なんか生々しくて普段「人に見せないウチの中」をみられているようで。だからこそ、自分の管理下以外の冷蔵庫は、逆にすごく見たい。色々探って、なんかウチにはない新しい食材とか、おかずとか、ルールを発見したい。これは人間の心理っていうものですね。

そんなところをくすぐる写真集でした。そしてやはり面白いのは、それぞれ本当に個性があり、物語が感じられること。

面白かったのが、卵や牛乳のストック量がハンパじゃない、ごっつい朝鮮人参が入っている、牛乳を冷凍庫で冷凍させている、80年代らしく白地に青いドットの包装紙に包まれたカルピスボトルの出現率が高い、など。
また、ちょっと悲しいのは、ドアに子供が書いた絵が貼られているのに中にはほとんど食べ物が入っていない、冷蔵庫の中はすごく整理整頓されているのに外がゴミだらけ、、とか。

人の生活にぐっと踏み込むことができるとってもパーソナルな家電、冷蔵庫。
あなたは、恥ずかしくはないですか!?

kitcheneri

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