Daily Archives: 14 Jul ’12

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Chez Panisse’s open kitchen

Berkeley滞在の最終日、今回の旅の中で一番楽しみにしていたChez Panisseにてディナーをしました。西海岸の食文化において、食材の地元消費とサスティナビリティーを大切にしているAlice Watersによるレストランです。旬の食材を、顔が見える生産者から仕入れて、作る料理たち。私は昨年のOPENharvestのイベントで知り、それから機会があれば是非食事をしてみたいと思っていました。 ホールとキッチンは繋がっていて、誰が今何を作っているのか、全てオープン。食材、調理法、歴史の質問にも一つ一つ丁寧に答えてくれました。 Chez Panisseの名前の由来も聞いたところ、、、フランスの映画監督マルセル・パニョルによる1930年代の「Fanny」「Ceasar」「Marius」という作品の登場人物にPanisseおじさんという足長おじさんがいたとのこと。そして、その彼が持つホスピタリティーを表現したく『Chez Panisse』、つまり「パニースさんの家」として名付けたそうです。 ラズベリーのイラストがプリントされた素敵なメニュー。本日のメニューはネギと魚のすり身のパイ(ネギ嫌いの私も、とーっても美味しくいただけました)、イラクサ(初めて知りました!薬用ハーブのような葉のようです)のスープ、グリル鴨とかぼちゃのリゾット(鴨が香ばしくジューシー)、ラズベリーと赤ワインスープとアプリコットアイス(フレッシュな甘酸っぱさが食後にぴったり!)。そして、つみたてのハーブを使ったハーブティー。どのプレートも、素材も味もすばらしく、そしてアメリカのディナーには珍しくちょうどよい量でした。 そしてお腹も心も満たされた食事の後、なんとキッチンを案内してくれることになったのです!食事用のキッチン、デザート用の作業台、肉の貯蔵庫、アイスクリーム部屋、チーズ準備室等の全てをみることができました。こんな貴重な体験、なかなかできないですよね。本当にオープンなキッチンでした。 一緒に見学した女性はなんとChez Panisseで食事をすることを10年も前から思い続けていたとのこと。近年は、edible school yard projectという公立中学校の学内菜園プログラムに力を注いでいるAliceですが、当日私たちがくる前にレストランで食事をしていたそうで、それを聞いたその女性は「Oh my God! Alice was here!?」と大興奮。笑 まさかキッチンを見せてくれるなんて思いもしなかったよね!と、彼女と興奮しながらのキッチン見学でした。 当日の朝、町のポスター屋で見つけてとても気になっていたChez Panisseのポスター。毎年ポスターを作っているのですが、私たちが気に入ったのは13周年(1984年)時のもの。ポスター屋では高くて購入を諦めていたのですが、店内でちょうど販売をしており、しかも35ドルと聞き、迷わず購入しました。80′sな女性のイヤリングとバラのディテールにやられた!こちら↓ 自宅のキッチンに飾ろうかと計画中です♪  Alice Watersの思想や思いに触れ、そしてお店のホスピタリティーに感銘をうけた最高のディナーでした。そして同時に、アメリカの偏った食文化、大量生産型の農業や缶詰で支えられた食卓、food desert化された地域(都市部であっても近所に新鮮な食べ物を買う場所がない食の砂漠化された地域)等、もちろんとても豊かな面を持っているけれども、同時に色々な問題を持っている国であること。だからこそ彼女の思想が1971年にお店がオープンしてからも一貫して変わらず、そして支持されているのであろうということを感じました。 このお店は、また何十年後に訪れてもきっと変わらず、そして同時に常に新しい感動をくれるお店であり続けるんだと思います。必ずまた訪れたい! 予約をしてくださったBerkeley在住の先輩・みおさん、本当にありがとうございます♪ kitcheneri